わが心のWaterhouse

studio_unicorn20061128

J.W. Waterhouse J.W.ウォーターハウス
 書店で、とんでもなく魅力的な本を見つけてしまった。
 「J・W・ウォーターハウス」。英国ファイドン社Phaidonの邦訳本らしい。ほとんどの絵がカラーで収録されている上に、非常にしっかりとした研究書でもあるようだ。うわー欲しい。でも6,800円は高いなあ。原書はどうだろうかと思って調べてみたら、3,400円弱。日本語版の半額程度だ。がんばって英語で読むか。と思ったらこの原書はペーパーバックか。どうせならハードカヴァーで欲しいなあ。悩む……。
 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスJohn William Waterhouse。19世紀英国ヴィクトリア朝の画家。ラファエロ前派のひとりとして語られることの多い画家。好きなんです。特に、彼の代表作"The Lady of Shalott"が。英国留学中、ロンドンのTate Gallery(現在のTate Britain)でこの絵に出会ったときのことは忘れられない。私の大好きな中世初期異教時代のブリテン〜ゲルマン・ケルトの雰囲気に満ち溢れていて、私を捉えて離さなかったのだ。あの時は"The Lady of Shalott"の大きなポスターを迷わず買って帰って、自分の部屋の壁の一番いい位置に貼ったことを思い出す。
 ずーっと、一冊はウォーターハウスの本が欲しいと思っていたから、いい機会なのかもしれない。が、高価さ以前に、すでに本とCDが溢れ始めているわが家の収納を考えると、そっちの問題のほうが大きいかも(笑)。でも、買うときは買ってしまうんですがね(笑)。

(写真は、英国オックスフォードにて。2005年7月10日撮影)