北陸へ

studio_unicorn20061207

 仕事がらみで、北陸の富山へやってきた。
 実は富山市はもちろん、富山県に足を踏み入れたのはこれが初めてだった。が、仕事の用事が済むと、さっさと金沢へ移動してしまったので、何か富山らしいものをゆっくりと満喫……というわけにはいきませんでした。残念ながら今日は曇り空だったが、晴れた日は立山連峰の峰々の眺めが美しいのだそうだ。
 そして夕方には金沢へ。金沢のほうは、私の父親が育った街であり、私も墓参りなどで、幼少の頃から数年に一度くらいのペースでこの街を訪れている。暮らしたことはないのだが、結婚するまでは私の本籍も金沢だったのだ。
 といっても、今回は仕事がらみなので、観光的な予定はない。さっさと用を済ませて東京に戻ります。
妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館
 本当は、自費でもう一泊して、開館以来一度も行ったことがない「金沢21世紀美術館」に行こうかと考えていた。現代美術中心の収蔵作品や独創的な企画展もさることながら、SANAA設計の建物自体が素晴らしいので、ぜひ見たいと前々から思っていたのだ。だが、週末は無休のはずのこの美術館が、なんと今週だけ臨時休館なのですよ。残念〜。仕方ない。また機会を改めて金沢には来ることにしよう。

 夜になってから、ぱらぱらと雨が降ってきた。が、金沢の人の多くが「いい天気でよかったですね」と言う。雨なのに「いい天気」?と不思議に思ったが、どうやらこちらの人々には、雪でない限りは「いい」天気ということらしい。それほどまでに雪の存在が大きいのだろう。
(写真は、翌日金沢のとあるホテルで撮影。北陸のクリスマス)