名盤回顧

Try Anything Once
 先日、アラン・パーソンズ・プロジェクトThe Alan Parsons Project(APP)の過去のアルバムがリマスターで発売されることを書いた(2007年1月15日の日記参照)のがきっかけで、アラン・パーソンズ単独名義のアルバム"Try Anything Once"(邦題は確か「人生ゲーム」とかいうへっぽこなタイトルだったか)を何度か聴いてみる。
 エリック・ウルフソンEric Woolfsonと袂を分かって、Alan Parsonsの単独名義で初めて出したのがこのアルバムだったが、アルバムの評価も売れ行きも芳しくなかったらしい。でも私は、これ以降の単独名義のアルバムもけっこう好きだ。このアルバムも、まあイマイチな曲もないではないが、インスト4曲はどれも素晴らしいし、最後の3曲、特にラストの壮大な大曲"Oh Life (There Must Be Something More)"は、アラン・パーソンズのベストに入れてもいいほどの名曲だと思う。楽曲のアレンジのうまさはさすがエンジニア出身のAlan Parsonsだけあって、やっぱりピカイチだねえ。聴くほどに好きになってくる。