拍子抜け

Capote
 というわけで、映画「カポーティ」Capoteのサントラ盤を購入した。2月25日の日記に書いたように、映画で使われているマイケル・ダナMychael Dannaの音楽が思いがけず素晴らしかったのだ。
 ところが、家に帰って気がついたのだが、このCD、なんと全体の3分の2くらいが、本物のトルーマン・カポーティTruman Capoteが「冷血」"In Cold Blood"を朗読する音声だったのだ。映画に出てきたマイケル・ダナの音楽は15分程度しか収録されていない。なんだあ〜。
 本物のカポーティの朗読音声も貴重だし、聴けば意外と退屈しなかったが、私のように音楽目当てで購入した人にとっては、拍子抜け以外の何物でもない。正直言って、朗読なんか収録せずに、この素晴らしい静謐の音楽を60分間収録してほしかったなあ。がっかりしたとは言わないが、やっぱり残念な気持ちは、無いと言えば嘘になるな。
 ということで、私と同じように「カポーティ」の音楽が気に入って、サントラの購入を考えている人は、ご注意くださいませ。