ネコを撮れ!

studio_unicorn20070327

ネコを撮る (朝日新書 33)
 猫が大好きだ。なので、道端で猫と出会ったとき、カメラを持っていれば思わずカメラを向けることが多い。
 ところが、この猫という連中は、カメラを向けた途端ぷいっとそっぽを向き、いくら気を引いてもこっちを向いてくれない。そそくさと行ってしまうこともある。猫を撮るのはなかなか難しい。
 そんな私に相応しい(?)本が。かの動物写真家・岩合光昭さんが、ふんだんのネコ写真とともに猫の撮り方をアドヴァイスした本「ネコを撮る」(朝日新書)である。
 実は先週、新聞広告でこの本のことを知り、すぐに大きい書店へ行ったのだが残念ながら売り切れていた。書店員さんの話では追加発注中とのこと。1週間たって、ようやく昨日買うことができた。聞くと、たいへん売れ行き良好で、発売してわずか半月の間に2回も重版したらしい。私と同じ悩み(?)を抱えている人が多いということだろうか(笑)。
 いやいや、この本、とにかく収録されているたくさんのネコ写真を見るためだけでも充分に価値あり。とにかく猫たちがかわいい! 愛らしい! それだけでハッピーになれるのです。Amazon.co.jpの画像では分からないが、「ネコのことはイワゴーさんに聞け!」と猫(もちろん写真)が言っている、とても愛らしい帯がついているし、ページの間から子猫の顔がぴょこんと出るようにできる、これまた殺人的にかわいい特製しおりもついている。なかなか芸が細かくて、好感。
 おっと、造本と写真の可愛らしさばかり見てもいられない。本文では、岩合さんが、猫との付き合い方から教えてくれているようだ。この本を読んで、もっとうまく猫たちと付き合えるようになればいいなあ。

(写真は、英国・カンタベリーで出会った、凛々しい顔のネコちゃん。2005年7月13日撮影)