静謐かつアンビエントな。

Protoplasmles ondes silencieuses [静かな波~レゾンド・シランシウーズ]
 この前の土曜日に大量購入したCDの中から、静謐かつアンビエントな2タイトル。

  • Colleen "Les Ondes Silencieuses"
  • 一ノ瀬響(Kyo Ichinose) "Protoplasm"

 どちらもHMVの店頭で見かけて初めてその存在を知り、試聴して購入を決めてあった。本当に"一期一会"だな。購入後何度も聴き込んだが、どちらも素晴らしく"当たり"なアルバムだった。
 コリーンColleenのことはまったく知らなかったのだが、本名をCécile Schottというフランス人のミュージシャンだそうだ。アルバムの半分以上の曲で古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバを演奏しており、静謐感がたまらない。歌がまったく入っていないのも良い。ジャケットなどを飾るアートワークも、ビアズリーの版画などを彷彿とさせる雰囲気が素晴らしい。
 一ノ瀬響(いちのせ きょう)さんもまったく初耳だった。最初に試聴したときはかなりクラシカルな印象をいだいたが、もう少し聴き込んでみると、思ったよりエレクトロニックな感じだ。打ち込みとピアノや笙などが共存する、密やかな音世界。そのアンビエントな空気感が素晴らしい。