Fragolino

studio_unicorn20070718

 昨日の自家製梅酒に続き、今日はヴェネツィア旅行のお土産に買ってきたフラゴリーノ・ビアンコFragolino Biancoを開けてみる。
 フラゴリーノはヴェネツィアとその周辺でしか飲まれないワインで、ほんのりと苺の香りがする(苺から作られるわけではない)。甘口だがさっぱりしてとても美味しいワインだ。ヴェネツィア特有の居酒屋バカリ(バーカリ)Bàcariでグラス売りするのが主流で、瓶詰のものは非常に珍しいらしい(売られていてもまがい物が多いそうだ)。
 旅の途中、バーカリでフラゴリーノを飲んで気に入ったので、帰りの飛行機に乗る日に、慌てて運河沿いのバーカリ「ジャ・スキアーヴィ」Cantinone Già Schiavi(この店は珍しく瓶詰のフラゴリーノがある)でビアンコをひと瓶買ったのだった。心残りは、この店で楽しいオンブラ・エ・チケッティOmbra e Cichetti(立ち飲み&つまみ立ち食い)をすることができなかったことだ。次の機会には絶対に実行しよう。

  • Cantinone Già Schiavi
    • Dorsoduro, 992, San Trovaso, 30123 Venezia
    • Tel:041-5230034
    • 8:00〜14:30、15:30〜20:00(月〜土) 10:00〜13:00(日)

 食前酒として妻と小さいグラスに一杯ずつ、サラミをチケッティ代わりにちびちび飲んでみる。発泡性はごくわずかのようで飲みやすい。まさしく苺のような香りが、早くも過ぎ去りはじめようとしている旅の記憶を甦らせてくれる。
−−−−−−−−−
 二晩寝不足の後だったので、今日の夜はようやく眠ることができた。しかも、今度は充分すぎるくらいに。
 夜9時過ぎには目を開けていられなくて寝てしまい、翌朝7時まで10時間爆睡(笑)。今度は寝すぎだ。
 まあ、とりあえず時差ボケは脱したようだ。やれやれ。
(写真は、本日の夕食ラタトゥイユ。)