装丁マニア

ユージニアしかけのあるブックデザイン
 書店で、面白い本を発見。「しかけのあるブックデザイン」(グラフィック社)という、凝っている&変わった装丁の本を紹介した本だ。本の装丁やCD・DVDのジャケットデザイン、商品のパッケージデザインが大好きで、しばしば装丁買い・ジャケ買いをやらかすマニアな私には、こたえられない本だ。即座に購入する。
 帰宅してからパラパラと見ると、最近のものを中心とした、凝った装丁の本(和書)がたくさん紹介されていて面白い。書店店頭で見かけた(そして買いそうになった)のも多数あった。しかもそれぞれの仕事に解説がなされ、単に装丁が奇抜だとかいうのではなくて、ちゃんと内容に即していたり理由があった凝り方なのだと分かる。
 ざっと見た感じでは、やはり祖父江慎さんの仕事が一番多く紹介されていたように思う。さすが装丁職人、徹底的な懲り方においては右に出るもののいない方だけに、当然だろう。私の持っている祖父江さん装丁の本では、恩田陸さんの「ユージニア」が出ていた。これも非常に凝りまくっていて、装丁だけでも素晴らしい本だったなあ。