妻の大学時代からの友人Oさんが、年末年始の帰省先の長崎から、年始の贈り物を送ってくださった。
長崎からの贈り物といえば……。
……もちろん「福砂屋のカステラ」!
カステラはやっぱり福砂屋が一番ですね。もちろん私たち夫婦も大好きである。
横幅の長い箱で届いたので、てっきりよく巷で見かける細長い(標準的な?幅の)カステラが2本入っているのだろうと思い込んだので、箱を開けてびっくり。
なんと、箱いっぱいの横幅の、とても幅広なカステラが一本入っていたのだ! こんなに幅の広いカステラを見るのは初めてだった(写真)。ドーンとした風格があって、ものすごい迫力だ。
さっそく夕食後にいただく。いやあ美味しい。この上なくふんわりとした口当たりや、人工物でないナチュラルな素材を感じさせるやわらかい甘さ、卵の色そのものの黄色い生地。底に敷かれている粗目砂糖のカリッとした食感がアクセントになる。この上ない贅沢な美味しさ。至福のひとときである。
箱に封入されていた栞を読むと、福砂屋は江戸時代初期の寛永年間に創業したらしい。とんでもない老舗だ。その300年以上の職人技の積み重ねが、この味を生み出しているのか。まさに"伝統芸能"と呼ぶに相応しいな。目と鼻で楽しみ、舌で味わう芸能品。
素敵なカステラをいただき、Oさん、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。