ジョイフル閉館

studio_unicorn20080224

 昨日に引き続き、いや昨日にも増して強風が吹き荒れる一日だった。特に午前中はすごかったなあ。
 テレビのニュース映像で、強風で高潮が堤防を越えて、道路などに鉄砲水がすごい勢いで流れていくのを見ると、やっぱり自然は、人間の力を超えた恐ろしいものを秘めていることを思わずにはいられない。
 午後遅く(まだ風は吹いていたが)、妻と経堂へ散歩に出かける。
 経堂駅に隣接するショッピングモール「ジョイフル」Joyfulが、来月末で閉館するとのことで、寄ってみた。正直言って、「ジョイフル」に入っている店舗は、我々には「カルディ」以外は魅力的なものがなかった。ファッション関係も雑貨の店も、なんだかどうにも田舎くさい雰囲気が漂っていて、かなり時代遅れな印象があったのは否めない。閉館もやむなしかな。
 ただ、ここは1971年に開館して以来37年も続いてきたという。そのことを思い、さぞ開館当初はお洒落で先進的なショッピングモールとしてもてはやされたのだろうなと思いを馳せると、ちょっと感傷的な気持ちになってしまう。
 時代の流れはすべてを容赦なく押し流してゆく。それは当然のことなのだが、時にはその流れに棹をさしたくなるような、取り残されるものへの思いを、ちょっとだけ向けてみたくなるような。
(写真は、散歩の途中で出会ったネコちゃん。時代の流れを見つめる、鋭い眼差し)