ディズニーの魔法

studio_unicorn20080719

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]
 3連休の初日。夏らしく気温が高く日差しが強くて日中はかなり暑いが、湿度が低いせいか夕方近くになるとすっと熱気が失せ、涼しい風が吹いてきたりするので助かる。気温はともかく湿度がこのくらいの低さなら、例年の夜中まで暑い蒸し暑さよりは、はるかにしのぎやすい。湿度に関しては、この調子であと1か月半くらいはお願いしたいものだ。
 午後遅くに、妻と自転車で下高井戸へ行き、下高井戸シネマで映画「魔法にかけられて」"Enchanted"を観る。春休みに公開され、スマッシュヒットを記録した映画で気になっていたが、観そびれてしまった映画だった。なので下高井戸シネマで観られてラッキーだ。
 いや〜楽しい映画でした。観終わって幸せいっぱいな気持ちになる、気持ちの良いエンディング。ハッピーエンドとはこうありたいものです。
 なんといっても、ディズニーアニメを皮肉ってパロディしてオマージュを捧げるという素敵なアイディアを、ディズニー自身が(ある意味、最大の"禁じ手"かも)やってのけたというのが秀逸。お伽の国のお姫様が現代のニューヨークへ来てしまうんだから。夢と希望と短絡思考と歌の世界(こちらは古風なアニメで表現)から、現実と絶望と短絡思考(これは一緒)と苦悩の現実世界(こっちは実写)へのギャップが面白い。現実とお伽噺の両方をコミカルに皮肉りつつも、最後には"夢と希望"の大切さを謳いあげる、というのがまたいい。
 随所に挟まれるミュージカルシーンもまたいい感じ。なんといってもお伽の国のお姫様なんだから、突然歌いだしても全然不思議じゃないのだ(笑)。快作でした。

(写真は近所で撮影。木陰と流れる雲のコントラスト)