クリスマスアルバム2枚

A Winter ShmphonyAND WINTER CAME
 このところの激多忙な仕事のせいで、疲労とストレスが溜まりまくる日々。
 ストレス発散のつもりで、仕事のあと渋谷に寄り、HMVに行く。といっても、今日は試聴するにとどめた。時を同じくしてエンヤEnyaサラ・ブライトマンSarah Brightmanが、クリスマスをコンセプトにした新譜を出したので、どんなものか聴いてみたかったのだ。
 正確に言うと、エンヤの新譜"And Winter Came"のほうは「クリスマスアルバムのつもりで作り始めたら、イメージが広がりすぎて"クリスマス"では収まらず、広く"冬"をイメージしたアルバムになった」らしい。私としては、前作"Amarantine"がかなりがっかりしてしまう出来だったので、今回のもあまり期待していなかった(笑)。私にとってのエンヤは、やっぱりケルトの残照を色濃く残した音楽作りをしていた頃の曲が全てだなあ。だから"The Celts"と"Watermark"の2枚が最高。最近のはあまりにコマーシャリズムっぽい"イージー"・リスニングな感じになっちゃって、どうもイマイチ。
 今回の新譜を試聴してみて、さすがに、がっかりだった前作よりはかなり良さそうな印象だった。ちゃんとインスト曲が入っているし(ある意味、エンヤの音楽作りの良さを最も感じられるのはインスト曲だと思っています。前作にはなかった)、もともと"冬"をテーマにした音楽は大好きなので。でも買うかなあ、どうかなあ。もしかしたら、後日気が変わって購入するかも。
 サラ・ブライトマンの新譜"A Winter Symphony"のほうも、名盤"Harem"や超大傑作だった前作"Symphony"(2月9日の日記参照。特に最初とラストの2曲が素晴らしい!)に比べると、かなりイージーな「ライト・クラシック」という印象で、彼女の本当にいいところが出ていなかったように思う。相変わらずの凄まじいまでのナルシストぶりには感服するけれどね。というわけで、私的にはイマイチ。もっとも、一般受けはしそうですが。結局私も、そのうち買うかも(笑)。