ウサギ好き

studio_unicorn20081210

ジョニー・ザ・ラビット
 どうにもここのところ仕事が忙しいせいでストレスが溜まりがちで、つい物欲に走ってしまう。ちょっと前はCDとDVDだったがそれも落ち着き、今度は本だ。書店に行くたびに、目につく本・手に取る本全てが面白そうに見えて、どれもこれも欲しくなってしまうのをぐっとこらえて、できるだけ(笑)やり過ごしているが、やっぱり買ってしまうものは買ってしまうのだった(笑)。
 常々書籍代をケチって新古書店や図書館ばかり使う輩はロクな人間じゃないと思っているくらいなので(それ以前に本を読まない連中はもちろん論外)、私は金銭面で我慢しているのではなくて(とはいっても高額商品はさすがに別だが)、むしろ収納場所といつ読むか?という読む時間のほうが、はるかに重大な問題なのだ。欲しいなあと思っても、頭の中で、既に本や雑誌が溢れ出し始めている書棚や、読む気だけは満々なのだが出番を待って静かに積み上げられている未読の本たちを思い浮かべると、ついグッと堪えてしまうのであった(笑)。
 と思いながら本日こらえきれずに購入したのは、東山彰良さんの「ジョニー・ザ・ラビット」という小説。これははっきり言って装丁買いです(笑)。私が大好きな牧野千穂さんの、素敵なカバーイラストに惹かれてしまったのだった。どうも表紙が牧野さんのイラストというだけで手に取ってしまうな〜。それほどに牧野千穂さんのイラストが好きな私であった(2007年3月22日の日記参照)。どこか牧野さんの画集を出してくれる素敵な出版社はないものか。

 東山彰良さんという小説家のことは、寡聞にして知らなかったのだが、第1回「このミス」大賞で賞をもらった方らしい。この本も、ハードボイルドなウサギさんたちの物語のようで、実は大変なウサギ好きな私のハートをがっちり摑んでいたりする。さて、読むのはいつのことか。
(写真の夜景は、11月16日に六本木ヒルズにて撮影)