美しくも穏やかな

studio_unicorn20090409

Rigning
 先週入手したCDの一枚、Yagya"Rigning"が素晴らしくて、繰り返し聴いている。
 Yagya(「ヤグヤ」?「ヤギャ」? 発音がよく分からない)はアイスランド人アーティストAðalsteinn Guðmundsson(Adalsteinn Gudmundsson)のひとりエレクトロニカ・ユニットの名前で、この"Rigning"が3枚目のアルバム。
 私は2枚目の"Will I Dream During the Process?"を持っていてとても気に入っている(2006年5月31日の日記参照)のだが、今度のアルバムは、私としてはその前作を上回る素晴らしさだ。ダークなサウンドが多かった前作に比べ(それはそれで非常に良かったが)、今作のサウンドのなんと甘美で穏やかで美しいことか。このゆらめく音に身を委ねることの、なんと心地よいことか。静謐のアンビエントサウンド、ここに極まれり。
 もちろん、前作から引き継がれたパーカッシヴな(しかし今作では非常に穏やかな形に"馴らされて"いる)リズムなども健在。降りしきる雨音などのサウンド・エフェクトも効果的で、ホント聴いているうちに眠ってしまいそうになるくらいの心地よさだ。期待を裏切らない素晴らしい音世界に大満足して、手に入れてから毎日聴いている。超名盤!

(写真は4月5日撮影)