昨日今日と雨続きで、あまつさえ台風が近づいてきているという天候。
なのだが、昨晩、降りしきる雨のカーテンの間を縫うように、お馴染みの甘く素敵な香りが漂ってくるのに気づいた。
今日は、外に出ただけで、その香りをさらに強く感じることができる。
金木犀(キンモクセイ)の香りだ。
在処が分かっている樹を見ると、確かに蕾がかなり膨らんでいて、咲き始めているものもちらほらとある。
今年も、いよいよ金木犀の花の香りが街に溢れる季節がやってきたようだ。
例年だと、金木犀が咲くのは秋雨も台風も治まった頃合いなので、よく晴れた日に香り始めることが多いイメージがある。だが今年は、季節外れの台風のせい(?)で、雨の中から香ってくるのが、ちょっと不思議な感じがするな。
まあ、台風さえ過ぎれば、秋晴れに金木犀の香りという、秋には欠かせない風物詩が体験できることでしょう。