英国8日目・Kensington Gardens

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 今日はいよいよ帰りの飛行機に乗る日。といっても、フライトは夜の出発なので、今日一日はまだロンドンにいられる。午前中は荷物をまとめつつ、ホテルでくつろぐ。The Hempelは本当にいいホテルだった。またロンドンに来るときも、このホテルに泊まってみたい。
 チェックアウトを済ませ、荷物をホテルに預けると、すぐ近くのケンジントン・ガーデンズKensington Gardensを散策する。Londonは本当に公園が多い。最大のリージェンツ・パークRegent's Parkを初め、このKensington Gardensや隣接するハイド・パークHyde Park、昨日行ったグリーン・パークGreen Parkや今日の午後遅くに行ったホランド・パークHolland Parkなど、市民がくつろげる緑の空間がふんだんにある。なんてゆとりとくつろぎを持った街だろうか、Londonというのは。
 公園の真ん中にある池では、ミニチュアのヨット(ミニチュアと言っても、人の背丈くらいの大きさがある)を浮かべている人たちがいた。どうも市民の同好会らしい。何とものんびりとした、優雅な休日の楽しみ方である。観ている我々まで、なんだか微笑ましい気持ちになってくる。

英国8日目・Notting Hill

 Kensington Gardensをあとにし、今度はノッティング・ヒルNotting Hillを散策。
 この辺りは実に静かで、いかにも高級住宅地らしい、白い壁のこぎれいな住宅が続く(写真)。お店が並んでいる通りなどは人通りが多く、おしゃれなブティックやカフェ、ギャラリーが多くスノッブな雰囲気が漂う。うーん、この辺に住んでみたいぞ。

英国8日目・The Cow

 昼食はNotting Hillの外れにあるガストロパブ、ザ・カウThe Cowにて。夕べの失敗をこのランチで埋め合わせ。最近増えてきたロンドンの「食事がおいしいパブ」の中でも、特によく知られた店である。
 店名は「牛」でも、ここは海産物の料理が有名だったりする。特に生牡蠣が名物らしいのだが、妻はかつて生牡蠣にあたったことがあり、父親と私が貝が苦手なため、生牡蠣はパス。それでも、魚料理や英国伝統のソーセージ・カンバーランドソーセージを使った料理など、ビールを飲みながら食べると本当に美味しい。最後の最後に、素晴らしい食の体験ができて、本当によかった。これで気持ち良く日本に帰れるというものだ。めでたしめでたし。

  • The Cow
    • 89 Westbourne Park Road, W2 5QH
    • Phone:+44(020) 72210021

英国8日目・Harry Potter's new title is today!

Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK)
 今日は、ハリー・ポッターシリーズの最新第6巻"Harry Potter and the Half-Blood Prince"の発売日。日付が変わった瞬間から販売が開始され、英国の各地の書店で大変なにぎわいになったのだそうだ。特にスコットランドエディンバラEdinburghでは、作者自らが最新刊を朗読するというイベントもあったらしい。さすがに大ベストセラーである。実に多くの人々が待ち望んでいた最新刊とあって、今日は街の至る所で、この最新刊を抱えている、あるいはさっそく読んでいる人を見かけた。中には、まだお昼ごろだというのに、もう半分近くまで読んでしまったらしい子供も見かけた。
 英国には(他のヨーロッパ諸国やアメリカと同じく)、本に再販制度がない。そのため、書店によって様々な価格で売られていたりするのだが、この最新刊も、本に書かれている16.99ポンドで売っている店はひとつもなく、店によって実にさまざまな値段で売られており、中には半額以下で売っている強者もあった。
 私も、飛行機に乗るまでには手に入れようと思っていた。前巻も原書を手に入れたのだが挫折してしまい、結局翻訳を読んだという苦い(笑)経験があったので、今度こそ原書で読み通そうと堅く心に誓って(笑)いる。

  • Harry Potter(シリーズの版元Bloomsburyによる公式サイト。英語のみ)

英国8日目・JAL404便 from Heathrow to Narita

 夕方の7時ごろヒースロー空港に到着。さっさと搭乗手続きを済ませ、ラウンジでゆっくりしつつ空港内で買い物。何はともあれ"Harry Potter and the Half-Blood Prince"Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK)を買う。
 飛行機が離陸してシートベルトのサインが消えると、我々夫婦に声をかけてきた人がいた。なんと我々夫婦と同じ大学出身のかつての知人(妻と同学年)で、大学のキャンプにも一緒に行ったこともある人だったのだ。もちろん長らくお互いの消息を知らなかったので、この偶然にはびっくり!であった。もっとも我々の大学出身者は、学生数が少ない割には、とんでもないところで偶然の再会を果たすことが良くあるので(これは私自身の経験から)、これもそのひとつだったのか。これも何かの縁と、お互いの連絡先を交換したのであった。
 さて帰りの長いフライトの間に、この旅の(このブログ用の)日記をたくさん書き、せっかく買ったハリー・ポッターを読み始め……と気負っていたのだったのが、旅の疲れ&ヨーロッパ的には夜だったこともあって、ほとんどの時間を爆睡して過ごしてしまった(笑)。というわけで日記も書けず、ハリー・ポッターも読めずじまい。やれやれ。と思っているうちに飛行機は降下体勢をとり始めたのだった。