クリスマスと結婚記念日のために妻がブッシュ・ド・ノエルを制作。このシーズンに妻がブッシュ・ド・ノエルを作るのは今年で４年目だ。毎年いい感じで仕上がるの（もちろん味も良好）だが、さすがに４年目にもなると、過去の失敗点を改善し、より手慣れている反面、年に一度の制作なので、いつも思い出すのにちょっと時間がかかるそうだ。
今年初めての試みとしては、私の実家からもう使われなくなった古いハンドミキサーを譲り受け、卵とクリームの泡立てに活用したこと。私の母親が30年くらい前に購入した（！）製品なので、さすがに最近のものよりはパワーが低いが、泡立てに遣う労力を大幅に軽減するにはこれで充分だった。昨年までは、２人がかりで腕を痛くしながら泡立てていたもので……。
泡立てが楽になった分、作業もスピーディーに。クリームを作っている間のケーキの保湿も万全（これを怠るとケーキを巻くときにひび割れてしまったりする）。表面にクリームを塗ったあとに、フォークで模様をつけて樹木っぽい感じを出すのは私の担当だが、これもうまくいった。サンタと雪だるまと奈良のシカ（これはトナカイ代わり）の人形をのせて、出来上がり！（写真）
夕食後に食べてみたのだが、味のほうも申し分なし。我が家のブッシュ・ド・ノエルの特長は、ひとつはケーキの生地にアーモンドダイスがまぶしてあること。だから、食感にポリポリとしたアクセントがつき、単調にならない。それから、クリームにはかなりブランデーが仕込んであるので、非常に香り高く、ちょっとオトナな味わいに仕上がっているのだ。お子ちゃまたちには食べさせられません（笑）。
