うさぎたちの復活

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち〈下〉 ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち〈上〉
 さる筋から、リチャード・アダムズRichard Adamsの名著「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」"Watership Down"の新版が7月末に出るという情報を得た。しかも"新訳決定版”だとか。
 ええっ? 新訳って、また訳しなおしたってこと? そもそも神宮輝夫さんってご存命だったかな。評論社のホームページを見ても、まだ何も情報がない。
 「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」は、小学生の私にすごく影響を及ぼした(少なくとも英国をこよなく愛するようになった)物語だ。いろいろと思い出はあるが、それを書くのはまた別の機会に譲るとしよう。
 ただ、今出ているハードカヴァー版の表紙は、なんだか米国のヤングアダルト小説みたいな感じで、いまひとつ気に入らなかったのは事実(最初のソフトカヴァー版のほうが好きだった)。今度の新版が、もうちょっと英国らしい装丁になるのなら、訳の変更はともかく、買ってみてもいいかな……。いずれにしても、発売されるのが楽しみではある。