PowerBook重病

studio_unicorn20061203

 昨夜、わが愛機PowerBook G4が、突然不調になってしまった。
 さっきまで問題なく動かすことができたポインティングデバイスが、突如まったく動かなくなってしまったのだ。いくらマウスを動かしても、タッチパネルをいじくってみても、ポインタは微動だにしない。それどころか、キーボード入力もまったくダメ。どうやら入力系統がまったく機能しなくなってしまったようだ。
 とにかく入力系統がまったく機能しなくなってしまい、つかえるのは電源ボタンのみ、ということになってしまった。なので画面上のアイコンを選択することもいかなるキー操作もできない。従ってデータのバックアップをとることもできなくなってしまった。ここのところ全然バックアップをとっていなかったので、さあ大変。
 電源ボタンを長押しして強制終了→再起動、というのを繰り返し、なんとか状態が安定したところで、ネットワークでつながっているVAIOから遠隔操作して、PowerBookからストレージ&バックアップ用のLAN接続HDDに(この三つはネットワーク上で共有できるようにしてある)データをコピーしてバックアップ、という荒技を試みる。その結果、この日記やFlickrにアップした比較的軽い画像はバックアップできたが、(先月の作品展に出展したものを含む)今年苦労して制作した約100点の作品データは重すぎて時間が膨大にかかり、途中で失敗してしまい、バックアップできたのはほんの数点だけ。もちろんiTunesに入れたたくさんの楽曲データも手つかず。
 あれやこれやと格闘しているうちに、もう朝方近くなってしまったので、一度あきらめて寝る。翌日に期待。

 が、今日になって改めて取りかかると、状況はさらに悪くなっており、もはや起動そのものが怪しくなってしまった。何度も電源長押しで強制終了→再起動を繰り返して、バックアップにトライしてみたが、全然ダメ。時間ばかりが無駄に過ぎてゆく。とうとうまったく起動しなくなってしまった。すっかり重症。あれだけ無理な強制終了を繰り返せば、当然の結果か……。バックアップはあきらめ、明日アップルストアへ持ってゆくことにする。HDDのデータが消されてしまうかもしれないが、手の打ちようがない以上、仕方ない。
 あ〜あ、これで、夏の間あんなに苦労して作った作品データ100点以上が、陽の目を見ないまま修理の過程で消されてしまうかもしれないなあ。こればっかりは消えてしまったら二度と復活できない。返す返すも残念。iTunesの楽曲データも、ストアで購入したのはほんの数曲であとは手持ちのCDから取り込んだものだから、こっちは消されてもほとんど修復できるとは言いながら、今までCDから取り込む作業に費やした手間と時間を考えると……う〜む。Last.fmmixiミュージックも、PowerBookが快復するまでは、しばらくお休みだな。
 とにかく、データのバックアップはマメにとることが、肝要だな。身に染みて実感しました。
(写真は、元気だった頃のPowerBook。フランス旅行中、2006年7月11日撮影)