桜と自転車

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 晴れて春らしい、いい日和。気候も暖かく、桜の花が見ごろのようだ。
 自転車にでも乗って出かけたい気分。
 昨年の私の作品展にいらしてくれた方が、練馬区富士見台のギャラリーで写真と水彩画の2人展を開催するというハガキをいただいていた。が、私が住む世田谷区からあの辺へ行くのは、電車でもバスでもけっこう手間がかかり行きにくい。どうしようかな〜とちょっと悩んでいたが、この気候だし、久々に自転車で遠乗りしてみようかということになった。
 考えてみれば、自転車での遠乗りは最近あまりやっていない。かつては三鷹市にある私たち夫婦の母校へ行ったりしたこともあった。今回は久々だし、世田谷区半分・杉並区まるまる縦断・練馬区少々と、なかなかハンパじゃない距離。体力的な心配もあるし、道の起伏のほどや走りやすさも分からない。だが、まあ行ってみましょうということになり、午後早くに、妻と自転車で出発。
 自転車で風を切って走るととても気持ちがいい。遠乗りのときに必携の「でっか字 東京23区便利情報地図」を参照しつつ、予め当たりをつけておいた(なるべく分かりやすい)道順を、特に大きく迷うことなく走る。キツイ坂道もあまりないのが良い。
 道々の桜の花を観賞しつつ(右上の写真)走る。今日が一番の見ごろかもしれない。惜しむらくは、桜の花が映えるくっきりとした青空でなく、春特有の霞空になってしまって白っぽいこと。さらに、今日はどうやら黄砂が飛んでいるらしい。そう思って空を見ると、何となく黄色っぽく見える。
 途中、善福寺川公園で自転車を降りて、しばし桜並木を鑑賞しつつ散策。公園内は、桜見物やらお花見の宴会やらで、ものすごい人出だ。売店で買って食べたじゃがバターが美味しかった〜。
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 途中の桜鑑賞や散策もあったので、出発して1時間半ほどかかって富士見台の「ギャラリー櫓櫂(ろかい)」に到着。なんと住宅地の、庭先のパンジーの花が美しい(右の写真)一軒家だった。その一部をギャラリーにしているらしい。まったく予想外でした。穏やかな写真作品や水彩画を鑑賞。作者のご姉妹と和やかに談笑(お会いしたのは二度目だったのですが)。お茶やお菓子もいただいてしまった。

 1時間ほどで辞去し、帰途につく。普段なら同じ道を二度通るのが嫌いな私だが、今日は距離が長い上に、下手に違う道を行って迷いたくなかったので、行きと同じ道を使うことにした。岐路も順調に走り、1時間ほどで経堂に到着した。2人とも、思ったほど疲れなかったようだ。
 いい遠乗りの一日だった。