京都2日目・法然院

studio_unicorn20090501

 本日も一日中よく晴れ、暑すぎず寒すぎずのちょうどよい爽やかな一日。旅行には最高の日和だ。
 今日は昨年も利用したレンタサイクル「京都サイクリングツアープロジェクト」(KCTP)で自転車を借りて、一日中自転車で市内を自由自在にあちらこちら。京都市内に限っていえば、最強の移動手段は間違いなく自転車である。

  • http://www.kctp.net/(「京都サイクリングツアープロジェクト」のオフィシャルサイト)

 川端通から東山に入り、「哲学の道」のさらに奥の、東山の麓にあるお寺、法然院に行ってみる。
 超有名な銀閣寺と南禅寺に挟まれた法然院は若干地味(?)な存在で、堂内を公開するのは年に2週間だけというお寺だが、庭だけ見ても素晴らしい。それに、折に触れアートの展示や音楽のライブ演奏などのイベントが開催されるので、アート/音楽方面ではけっこう有名なお寺だったりする。が、残念ながら我々の滞在中はその類のイベントの開催が予定されていなかった。

 緑に囲まれた法然院は、静寂に包まれて心落ち着く佇まい。

 山門を入ると、上の写真のような、砂を盛って表面に枯山水のような文様を刻んだ「白砂壇」(びゃくさだん)が2つ並んでいる。とても素敵だが、なんだか羊羹とかういろうとかのような棹ものの和菓子みたいな形で、見ているうちに「美味しそう」に思えてくる(笑)。
 後で知ったのだが、今年の春のJR東海「そうだ、京都、行こう」のキャンペーンには、この法然院の白砂壇の写真が使われている。なんという偶然。

 境内の片隅で見つけた、小さな小さな古いお地蔵さんの像。ちょっとユーモラスな顔つき。

 池の上にのしかかるようにして、藤の花が咲いている。
 心洗われるような、法然院の境内での滞在だった。