ドライフラワーとフレジエ
毎年同じことを書いているようで恐縮だが、5月12日は私の妻の誕生日である。
私の誕生日が5月17日なので、それまで5日間だけ夫婦同い年になる。
今年の妻の誕生日は第2日曜日なので「母の日」と重なった。これまた日付からして何年かに一度は必ず巡ってくるので、すっかり慣れっこだ。花屋で妻の誕生日のために花を買うと、必ずと言っていいほど「母の日カードつけますか?」と訊かれてしまい、「いいえ、誕生日カードでお願いします」と訂正するのも毎度のことだ。
今年のお祝い花は、二人揃って近所の花屋さんに行ってドライフラワーを購入。
ドライフラワーを買うつもりではなかったのだが、ちょっと目についた花束がかわいかったのでこれに決めてしまった。紫とピンクと白の微妙なグラデーションぶりが、なんとも可愛らしい。
3月にもドライフラワーの花束を買ったので、最近ドライフラワーづいているなあと実感。でも長持ちするし、どことなく枯れた風情が(ドライフラワーだから当たり前か)最近とみに心に染み入るようになり、とても安らぐ。身内を亡くしたことで強く意識するようになった現世の無常感を、ほんの少しだけ和らげてくれるように感じるからだろうか。
花を買ったついでに「プラチノ」というケーキ屋さんに寄って、妻の誕生日のささやかなお祝いにケーキを購入。
買ったケーキのうちひとつが、この写真の「フレジエ」。この店の定番ショートケーキだ。苺好きとしてはやっぱりこれは外せない。夕食後にいただきました。