今日も「ザ・日本の夏」というべき暑い日。日中は賢明にも家にいたのだが、午後３時を回り、少し涼風を肌に感じる。ふと窓の外を見たときに、わけもなく、先日旅をした英国の田園風景がまぶたの裏に浮かんだ。それとも、あれは去年旅したイタリア、モンテリッジョーニの風景だっただろうか。
急に外へ出たくなって、妻と自転車に乗って都立祖師谷公園に行く。地図を持たずに出たので多少道に迷いながら、見覚えのある道をたどりつつ公園に到着。ここの公園には、なだらかで広々とした芝生の斜面があって、多少は英国の田園風景を思い起こさせなくもない。
着いたときは夕方も深まりつつあり、芝生の斜面を吹き渡る風が心地よい。斜面を見下ろすベンチに腰かけ、芝生で遊ぶ子どもたちや散歩の犬たち、えさを探してうろつきまわる鳩などを眺める。
しばらくそうしていて気が済んだので、２人で公園内をちょっと散歩して、再び自転車に乗り帰途に着いた。帰りも多少迷いながらも（笑）、無事家にたどり着いた。
公園のある生活は、安らぎがあって好きだ。
