Spidy Is Back!

studio_unicorn20070520

 素晴らしくよく晴れ、湿度も低いのでとても爽やかな一日。空気が澄んで、ものの輪郭がはっきり見える。くっきりとした青空が目に眩しい。こんな爽やかな日は、それだけで心が軽くなるものだ。
 道を歩きながら、妻が「今日はイギリスの夏みたい」と言った。確かに。英国でも、イタリアでもフランスでも、夏は日本よりはずっと湿度が低いので、今日のような爽やかな日ばかり。日差しが強くても、日陰に入れば、あるいは夜になってしまえば、驚くほどに涼しい。今日のような日ばっかり、9月末まで続いて欲しいと、心の底から切に思う。
 こんな素晴らしい気候の中、妻と銀座へ行き、日劇で映画「スパイダーマン3」"Spider-Man 3"を観る。
 素晴らしい出来だった「2」に比べると、巷では賛否両論だったり、すでに観た友人がこき下ろしていたりで、観る前は少々心配だった(笑)。しかし、おかげで過剰な期待をせずに観たのがよかったのか、かなり楽しく観ることができた。いや、けっこう面白かったと思う。アクションシーンは迫力あったしね。けっこういいんじゃないかなあ。
Spider-Man 3
 たしかに、敵役が3人も登場するは、人間関係が複雑に交錯するはで、"詰め込みすぎ"で消化不良な部分は否めない。上映時間があと10分でも長ければ、その消化不良もずいぶん解消されただろうに。が、これだけたくさんの要素を、けっこううまくストーリーの中で組み合わせているなあ、と"健闘しているなあ"感のほうが、私としては強かったです。
 妻が「意外にも爽やかで後味がよかった」と言っていたが、そのとおり。私としても非常に後味がよく(前作もそうだったが)、観終わったあとに爽やかな気分になったのも大きい。「後味」は、私がもっとも重視するもののひとつだ。

(写真は有楽町・交通会館)