白い惑星

studio_unicorn20071102

ホワイト・プラネット [DVD]
 夕食後、映画「ホワイト・プラネット」"La Planète Blanche"のDVDを、妻と一緒に観る。
 映画公開前から気になっていた(2006年6月13日の日記参照)くせに劇場では見逃してしまい、せめてDVDをと発売と同時に購入した(2007年3月7日の日記参照)のに、半年以上も放置(笑)してしまっていたDVDだったが、ようやく観ることができた。
 北極の厳しい、しかし美しい映像が次々と現れる。そこで懸命に生きる動物たちの姿が映し出される。素敵なネイチャー・フィルムだ。ナレーションが最低限しか入っていないのもいい。おかげで映像を集中して楽しむことができた。シロクマとアザラシの子どもがなんともかわいらしい。ホントかわいいね〜。
 それにしても、映像のセンスがフランス的というか、ただ写すだけでなく「以下に美しく見えるように写すか」を最優先したような映像が多かったような気がした。そういうの、個人的にはすごく好きですが。イヌイットの歌声をフィーチャーした、エスニック色の強い音楽も、フランス映画らしい意外さがあって、いい感じだ。
 ラストのナレーションにさりげなく、北極の氷が今世紀中になくなってしまうことをアナウンス。動物たちは生きる場所を奪われてゆく。おし止めるすべはないものか。ちょっと暗澹たる気持ちになる。

(写真の空は10月20日撮影)