湯布院2日目・亀の井別荘

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 2泊目の宿は、今回の旅の目玉「亀の井別荘」(右の写真は正門)。
 ご存知、湯布院屈指の名旅館。以前(もう10年以上前だ)妻と一緒にここに泊まったことがあるが、その時は本館の客室だった。なので今回はちょっと奮発して「離れ」にしてみる。20近くある「離れ」は、すべて間取りが違っているらしいのだが、我々が泊まった「七番館」は和室の居間とツインベッドが置かれたレトロな雰囲気の洋室、という二部屋仕様。さらに(これは全ての部屋や「離れ」にあるのだが)部屋付きの檜風呂。これがいいのだ。ここの大浴場は正直大したことはないのだが、この部屋風呂のプライヴェートな雰囲気こそが、この旅館の魅力のひとつだと思う。
 和+レトロ洋、という旅館全体の雰囲気や、さすがに行き届いたサーヴィスもとてもよい。また、宿泊客が自由に入れて、自由にコーヒーなどが飲める素敵な「談話室」もあり(下の写真。ここの煉瓦の外観や内装もレトロで素晴らしい。確か以前来たときはなかったような……)、ここで本を眺めたりトラベラーズノートに旅の記録を書いたりして過ごすと、のんびりと落ち着いた気持ちになる。おかげで、グレゴリオ聖歌が流れる素敵な喫茶室「天井桟敷」に行きそびれてしまった(これはさすがに心残りだった。前回来たときは入り浸っていただけに)。でも「鍵屋」(旅館内のショップ)はしっかりチェックして、オリジナルの柚子胡椒などたくさん買い物をした(笑)。ショップの充実度で言えば、"御三家"の中では「亀の井別荘」が一番だな。
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 「離れ」は夕食・朝食ともに部屋出しなので、まるで自宅にいるような気分で寛いでいただくことができた。さすがに料理は手が込んたものが多く、量も多くて大満足。久々に日本酒などもいただいて、気分は上々だった(温泉に浸かりすぎて、例によって頭痛になってしまったが)。食後は畳でごろりごろり。のんびり感を満喫しました。