私が大好きなアイスランド出身の4人組バンド、シガー・ロスSigur Ros(Sigur Rós)の新譜"Med sud i eyrum vid spilum endalaust"(邦題は「残響」らしい)がもう発売されていることを知った。
私としたことが、全然新譜が出ることを知らなかった〜。何たる不覚。しかももう発売されているし。
なんでも、かのフラッドFloodがプロデュースし、初めてアイスランド以外の地でレコーディングしたらしい。いかにも世界で活躍するビッグ・バンドになったなあという感じだ。そのビッグぶりが、悪い意味での商業主義へは向かわないように祈るのみだが、まあ彼らなら大丈夫のような気もしてしまう。新譜を聴くのが楽しみだ。
この物議を醸しそうなジャケット写真にしても、あえて不穏さ(毒?)を放つことによって、彼らの"無害で毒を抜かれた商業主義には走らない"姿勢の表れのような気もしてくる。なんでもライアン・マクギンレイRyan Mcginleyという写真家の作品らしい。既に配信された"Gobbledigook"のプロモ・ヴィデオも自然の中で全裸の男女が戯れるという、そのままでは日本のテレビでは流せないような映像だったりする。この"不穏さ"が健在であることゆえに、私なんかは却ってホッとしてしまうのだが。
- eighteen seconds before sunrise - official sigur rós website(英語のみ)
- 音楽 情報ニュース/Sigur Ros新作 いよいよ発売!/HMV
- Ryan Mcginley(ライアン・マクギンレイ氏のオフィシャルサイト。英語のみ)