夕食は恵比寿の裏通りにあるフレンチコロニアルレストラン、アイラAilaで。実は、映画の前に恵比寿界隈をぶらぶら歩いていたとき、ふと茂みの奥にひっそりと佇むこの店（写真）を見つけて、ついお茶に入ったのだった。素晴らしくよく煎れてあるコーヒーに感動しつつ店を出るときに、「ぜひ食事もどうぞ」と店員に言われ、映画のあとでいろいろ迷った挙げ句ここに決めてしまったのだ。
白木を基調とした店内の内装は、「甘過ぎないカントリー」という感じでシンプル、たいへん良い。妻と２人で前菜を２品、メインを２品頼んだが、どれもすごく美味しい。モロッコやアジアなどのエスニック風のアレンジをきかせたフランス料理という感じで、ちょっと他ではお目にかからないような味わいである。時間が遅かったので、残念ながら名物の（？）クスクスは食べることができなかったが、たいへん満足した。店員の応対もとても良く、またぜひ来たい店だ。
帰宅後この店のホームページを見て、ここがかつてパトリス・ジュリアン氏の店だったことを知った。今のスタッフも氏の白金台の店が閉店するときにここに移って、今の店を開店したらしい。パトリス・ジュリアン氏のからみなのかあ……。なるほど、ひとひねりのあるフレンチだったわけだと、納得した。（パトリス・ジュリアン氏はたしか、モロッコの出身だったと記憶している）
- Reves de Vie Studio（Ailaを経営する会社のホームページ。Ailaの情報はここから見ることができます）
