豊かな国

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 ノルウェーが5年連続第1位だそうです。

【ニューヨーク7日共同】国連開発計画(UNDP)は7日、さまざまな指標を基に国民生活の豊かさを示す2005年版の「人間開発報告書」を発表、前年まで5年連続9位だった日本は11位に後退した。
 日本は1990年の第1回報告から2年連続して首位だったが、バブル崩壊後は順位を下げ、今回初めてベストテン圏外に落ちた。
 報告書は世界177カ国・地域を対象に平均寿命や就学率、成人識字率、1人当たり国内総生産(GDP)などから「人間開発指数」を割り出し、国別に比較した。1位は5年連続でノルウェー
 2位はアイスランドで、オーストラリア、ルクセンブルク、カナダ、スウェーデン、スイス、アイルランド、ベルギー、米国と続いた。アジアでは22位に香港、25位にシンガポール、28位に韓国が入った。中国は85位。
 日本は女性の社会進出度でも前年の38位から43位に後退した。
共同通信) - 9月8日1時42分更新
Yahoo!ニュースより

 北欧の中でも特に好きなノルウェーアイスランドが、ワンツーフィニッシュなのが嬉しかったりする。しかもこのような、お金以外の満足度も加味された統計で、というのが感慨深い。
 ノルウェーはこれまでに3回行ったことがあるが、確かに、雄大な自然のほかに思い浮かぶのは、人々の穏やかな、しかしとても満ち足りた(くどいようですが、お金で、じゃないよ!)表情だったりする。なんというか、人々が、それぞれ等身大に自分らしく生きていられる国、という印象が、彼らの表情や"空気"みたいなものから伝わってくるのだ。
 アイスランドは残念ながらまだ行ったことがないが、映画や雑誌などいろいろなメディアから伝わってくる限りでは、やはり同じような満足さを感じる。私にとっては、なんといっても北欧神話を今に伝え、雄大な物語「サーガ」のふるさとであるというのが、私に変わらぬ憧れを抱かせる国である。雄大で荒々しい自然も見てみたいけれども。
(写真は2003年のノルウェー旅行より、ソグネフィヨルドの景観)