フランス2日目・Champs-Elysées

 まだこちらの時間帯に慣れていないせいか、朝5時くらいに目が覚めてしまった。
 今日の朝は雨模様。でもどうせこっちの天気はコロコロ変わるし、小雨が降ったりやんだりする程度なので別に気にならない。
 今日はパリ散策の日。私の母がパリ初心者なので、まずはシャンゼリゼ通りAvenue des Champs-Elyséesを4人で歩く。
 今さら説明不要のシャンゼリゼ通り。パリを訪れる観光客は、必ず一度はこの通りを歩くと言っても過言ではないような気がする。そして、いつ行ってもそぞろ歩きの観光客やビジネスマン、家路を急ぐ地元の人まで、本当に大勢の人々がこの大通りを歩いている。広い歩道、道沿いの華やかなショップ、歩道にたくさんの席を並べるオープンカフェ、人々を日射しから守るたくさんの並木。ここから出ているモンテーニュ大通りやジョルジュ・サンク大通りなどは、ブランドショップやスノッブなレストランなどがが軒を連ねている。パリの最も華やかな雰囲気を味わうには最高の道なのは間違いない。そして確かに、歩いていてとても気持ちのよい道なのである。パリに来るたびに、ついついお上りさんよろしくこの道を歩いてしまうのである。
 そのシャンゼリゼ通りだが、ホテルの人に「今夜の、W杯の決勝の前後は、とても危険だから絶対にシャンゼリゼ通りに行かないように」と言われてしまった。確かに2006年7月7日の日記に引用した、準決勝の夜の騒ぎはシャンゼリゼ通りで起きたらしい。私一人なら、ちょっと様子を見に……とか考えないでもないが、今回は妻と両親がいるので、まあ危うきには近づかないほうが無難だな。勝っても負けても、けっこうな大騒ぎになるだろうから。
 夕方、地下鉄に乗っっていると、シャンゼリゼ通り駅は警察が完全に封鎖していて、電車も止まれないようになっていた。すごい厳戒態勢だ(笑)。