20年ふた昔?

studio_unicorn20060907

 薬を飲んで多少は良くなったものの、まだまだ腸炎は完治というには程遠い状態。だが、どうしても行きたい集まりがあったので、夕方によろよろと仕事を終えてから渋谷へ。
 私が属していた、大学時代の初年度英語セクションの集まりがあったのだ。あれから20年、卒業してからも15年、セクションの集まりは初めて。加えて、私は大学の4年次から一年間、英国へ交換留学に行ってしまったので、帰国してキャンパスに戻った頃には、そのセクションの人々は(というより同学年のほとんどの人が)卒業してしまっていたので、みんながどうしているのか知らずじまいだったのだ。そのうちの何人かはちょくちょく連絡を取り合ったり、顔を合わせることもあったのだが(先日お招きくださったT夫妻など……2006年8月6日の日記参照)、いやあ20年近くぶりですよという人も多かったので、ちょっとドキドキしながら会場の「時の居酒屋 刻(きざみ)」へ。
 でも、20年ぶりにお会いした皆さんは「全然変わっていない〜!」でした。もちろん、多少は年相応にはなっているものの、そんなのは些末なこと。すっかり20年前にタイムスリップ気分。腸炎のためお酒は飲めず烏龍茶のみ(本来は大酒呑み)、食べ物もなるべく柔らかいものを少しずつ(本来はよく食べる)……という情けない状態にもめげず話す、話す、話す。なにしろ話のネタは尽きない。20年前の懐かし話から、20年間どうしていたの?話など、いくら時間があっても足りないほどだ。
黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫) 黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)
 そもそもこの会の発端は、mixiの、私の大学のコミュニティで、このセクションの2、3人が再会したのがきっかけとのこと。そのうちのひとり(いまでは米国で社会学を教える気鋭のフェミニスト学者さん)が日本に一時帰国するので、じゃ集まろうとなった次第。なるほど、mixiってこういうところでは便利なのね。あまりmixiに力が入っていなかった私だが、少し見直した(笑)。しかも、連絡が連絡を呼び、最終的には12名(セクションの半分以上の人数)が集まったなんて、人間のネットワークのすごさを改めて実感した。
 途中でお腹が痛くなってしまったが、せっかくの機会なのでガマンして最後までおつきあい。また集まろうねと再会を約して解散した。すごく楽しかった〜。体調不良を押して参加した甲斐がありました。皆さん、お疲れ様でした&ぜひまたお会いしましょう。2006年8月6日の日記にもお薦めしたのだが、ここでも、「あの頃」を抱きつつそれぞれに活躍している皆さんに、恩田陸氏の小説「黒と茶の幻想」をお薦めします。ぜひ読んでみてください。

(今日はカメラを持っていかなかった。残念! 代わりに、我々夫婦が通った大学の写真を。2003年9月14日撮影。久しぶりに訪れたキャンパスの夕景)