エスニックなイタリアン

20061022
 森美術館を堪能したあとは、4人で六本木ヒルズ内を歩く。小雨が時折ぱらつき、とても寒い今日の天候のせいもあるのだろうが、日曜日の割にはヒルズ内の人影の数もあまり多くない。オープンして3年、訪れる人数も落ち着いたということか、それともはや飽きられ始めたということか。こっちは映画館や美術館があるからまだいいけれど、この調子じゃ表参道ヒルズなんてもっと衰退が早そうだな(笑)。六本木だって、来年(だったっけ)また巨大な施設ができるわけだし……。栄枯盛衰は世の習いだな(笑)。
 有隣堂が撤退したあとにオープンした青山ブックセンター(ABC)がどんな感じか見たかったので、行ってみたが、まったく期待はずれ。品揃えが、有隣堂のときとほとんど変わらない。平々凡々。こんなんじゃわざわざABCが入った意味なし。
 夕食は、ヒルズ内のレストラン「オリエンタル・プリンセス」で。イタリアンなテイストが入ったタイ料理というか、エスニックなテイストの入ったイタリアンというか、そんな感じの店だ。前に一度来たことがあったが(2005年12月25日の日記参照)、その時は統一されたクリスマスメニューだったために、アラカルトでオーダーするのは今回が初めてである。
 というわけで、この店ならではの生春巻きやら、エスニックハーブが入ったパスタやらトムヤムリゾット(右の写真)やら、いろいろ頼んで、ワインを飲みつつたっぷりいただく。店員のサービスもなかなかよく、しかもこれだけ食べてもなお安い! 商品券が使い切れず残ってしまったよ(笑)。バカ高い店が多い六本木ヒルズで、このリーズナブルさは本当に貴重である。

 すっかり満足したあとは、残った商品券を使い切るべく、六本木ヒルズノースタワーの地下1階にあるWishing Well"というアイリッシュパブで、Kirkenyのハーフパイントを一杯ずつ飲んだ。英国やアイルランドパブにいかにもありそうなパブの雰囲気をなかなかよく出しているお店だ。充実の(しかも安上がりの)一日でした。