南チロル料理って?

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 さすがに遠乗りでかなり疲れたので、今日の夕食は外食。最近オープンした(まだ開店して1か月しかたっていないそうだ)「三輪亭」というイタリアレストランに入る。この店、豪徳寺から少し梅ヶ丘寄りに行ったところにあり、ついこの間まで酒屋だった場所に突然現れた(笑)のだった。何度か前を通って、気になっていた店だった。
 この店はイタリアンといっても、珍しい「南チロル地方の料理」cucina tiroleseを中心としたメニューを作っているという。南チロルというとイタリアでも最北部、スイスと国境を接した辺りだろうか。昨年冬季オリンピックが開かれたトリノTorinoの周辺とかが、そうなのかな。とにかくイタリアでも北のほうということで、料理もクリームなどが、ふんだんに使われていて、比較的こってり目。パスタももちろんあるが、南チロル風のを、と注文したスペッツレというニョッキみたいなパスタは、とてもクリーミーなトマトソースで出てきたり。いかにも”北”の料理らしい感じだ。
 特に、メインで頼んだ「南チロル肉料理盛り合わせ」(右の写真)などは、これはもはやイタリア料理というよりはフランス、スイスの料理という感じの、煮込み中心のしっかりした味わいの料理だった。グーラッシュという、牛肉とパプリカを赤ワインで煮込んだ、南チロルの郷土料理(右の写真の真ん中の料理)が特に印象に残った。
 いわゆる一般的に想像するイタリアンとはかなり趣きが異なるが、これはこれでとても美味しい料理だ。また来てみたい。

  • cucina tirolese 三輪亭