読了!

studio_unicorn20070819

Harry Potter and the Deathly Hallows
 ハリー・ポッターHarry Potterシリーズの完結編"Harry Potter and the Deathly Hallows"を、本日読み終えた。
 入手してから1か月足らずで読了したことになる。前巻"Harry Potter and the Half-Blood Prince"は読了するのに1か月半かかったから(2005年9月2日の日記参照)、それからすると長足の進歩か? もっとも、終盤100ページの怒涛の展開に本を閉じられなくなり、今日一日で100ページを最後まで駆け抜けてしまったのが大きいか。言語の壁を越えて"一気読み"してしまった(笑)。ものすごく集中して読み、深く物語に没入してしまったために、読了したときには疲労困憊してしまったけれども。
 読み終えて感慨ひとしお。第1巻(邦訳本)を手にしたのが1999年の暮れ頃、それ以来読み続けてきた全7巻のサーガが、ついに大団円を迎えてしまった。その年月を想う。次々と魅力的な&重要な登場人物が死んでゆき、さまざまな想いや謎がもつれ合ってゆき解き明かされる中で、この結末はある意味見事でさえあったような気がする。素直に感動した。月並みな言い方だが、生きる力と勇気をハリーから分けてもらったような、そんな気分になった。そして、"時が流れた"式のエピローグ。うわ〜ん。私は、この"時が流れた"式の終わり方にものすごく弱い。不覚にもジーンときてしまったぞ。
 しばらく余韻に浸る。もう少し、この物語の世界から戻ってくることができないような、とどまっていたいような、そんな不思議な心地に包まれている。

(写真は、我が家のアジアンタムの折れた枝を、ガラス瓶にさしてみたもの。けっこういい感じ)