胃炎

 あの震災から2週間。
 ようやく何か書くことができそうになってきたので、少しずつこの日記も書いていくことにする。
 今まで通りのような、よしなしごとを書いてゆくとしよう。
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 震災以降のこの2週間の激烈な仕事状況のツケが回ったのか、昨日朝から胃の辺りに激しい痛みが。何か(少量でも)食べるたびに(要するに胃が活動すると)痛みが激しくなり、時間を追うごとに痛みがキツくなってきたので、夕方は少し早く仕事から帰り、自宅で伏せる。横になっているだけでも痛むのだがどうにか寝てしまう。
 翌日はこの爆睡が効いたのか、ずいぶん痛みは治まってきたが、とりあえず医者に行く。胃酸過多による急性胃炎だろうと診断され、薬をもらってきた。この薬の効果もあってか、今日はだいぶ穏やかになってきたようだ。
 ここ数年腸炎はたびたびやってきたが(今年も作品展直後になってしまった)、胃炎になったというのは記憶にない。間違いなく精神的な原因だろうな。なにしろ震災からこのかた、この一連の事態により生活するだけで非常に緊張感が伴っているのに、そのうえ仕事は超非常事態の危機的状況の連続で疾風怒濤の如き日々が続いたので、心理的負担は平常の何倍もの大きさだっただろう。ようやく今週後半に少し一段落、とやや落ち着いたのでドッと(胃に)きたのだろうか。やれやれ。
 せっかくの晴天の一日(風はものすごく強かったが)で外出したい気持ちは(ストレス発散したいし)山々だったが、さすがにこの状態ではそうもいかず終日在宅。穏やかに過ごすようつとめた。だいぶ状態が良くなったようなので、明日はさすがに少し外出できるかな。
 こういう状況下では、被災地の方々は勿論、私のように東京に住む人々も様々な負担が平常の何倍もの圧力でのしかかっているように思う。皆様も、くれぐれも健康にはお気をつけ下さいませ。
 気がつけば、もう3月も終わり近く。嵐のごとき日々だったが、もうすぐ桜の季節、そして年度の変わり目なのか。ようやく日々の移ろいを味わうくらいには落ち着いてきたかな。この日記も書けるようになってきたし。