作品展5日目

studio_unicorn20051112

 朝起きたときには降っていた雨もすぐに止み、開場時間の頃にはすっかり晴れ上がっていた。この幸運ぶり、まったく天に護られているとしか言いようがない(笑)。
 素晴らしい青空が広がる下、自転車で会場まで行く。
 きらきらと輝く陽光。
 朝のひんやりとすがすがしい空気。
 空の青と、雲の白のくっきりとしたコントラスト。(写真)
 歌い出したいくらいいい気分だ。
 会場の建物も、今日は陽光に包まれてきらめいている。誰もいない展示室に一人で佇んでいると、穏やかな“静謐”が室内に満ちて、壁の作品たちと静かに調和している。至福のひととき。今日は土曜日であるせいか、お客さんの出足は遅いようだ。大勢のお客さんに訪れていただくのはもちろんとても嬉しいが、このギャラリーで私のこの作品を一番よく感じられるのは、実は誰もいない、このような静かなときではないだろうか、とも思えてくる。
 今回の中で最大の"friends"(友)という作品は、アクリル加工をした小さい7枚の作品を一本の枝から吊るした、インスタレーションめいた作品なのだが、はからずも設置した場所がちょうどエアコンの真下になっている。エアコンから風が吹き出すたびに、吊るされた作品がゆらゆら揺れて面白い。アレクサンダー・カールダーのモビールではないが、吊るした効果がうまく出たようだ。
 昼過ぎからぼちぼちと人が訪れ始め、妻がお弁当を持ってやってきた直後に、妻の姉妹の一人(ちなみに妻は三つ子)とその彼、私の両親、私や妻や両親の友人・知人が次々にぶわーっと(笑)現れたため、会場は大変なにぎわいに(笑)。もう、こうなると一人で全員の相手をしていられなくなるので、妻や両親にも分担して相手してもらう。そんなこんなで次々と人が現れ、あっという間に日が暮れてしまった。
 いやあ、大変な盛況でした。訪れてくださった皆さん、懐かしい友人たち、私の作品を気に入ってくださった皆さん、いろいろとお話やアドヴァイスをくださった皆さん、本当にありがとうございました!
 本日の来訪者数は32名。初日からの合計は95名に達した。
 いよいよ明日は最終日である。

  • STUDIO UNICORN作品展「静謐の日々 第二章」
  • いよいよ明日(13日)までです!