calm down

Chariots Of Fire: Academy Award, Best Original Score 1981 Thousand Days
 どうも先週の後半から週末にかけて、私自身とは直接のかかわりがないけれども、それなりに大変なことが、公私にわたって私の周囲でいろいろ起こったために、私の気分も相当に(上方向にも下方向にも)揺さぶられてしまった。
 その、ある意味ハイな状態を、今朝も引きずっているようだ。なんとなく気持ちを静める必要を感じ、家から駅まで歩く道すがら、ミッチェル・フルームMitchell Froomのソロ・ピアノアルバム"A Thousand Days"を聴く。
 久しぶりに晴れた空の下、訥々と奏でられるピアノの旋律に耳を傾けながらゆっくりと歩くと、まるで写経か座禅でもしているように、気持ちが静まってゆくように感じる。音楽に"癒し"という言葉を使うのは大嫌いだが、心を落ち着かせる効果を持つ音楽も、確かにあるように思う。

 夕方の帰りの電車の中では、ヴァンゲリスVangelisによる「炎のランナー」"Chariots of Fire"のサウンドトラックを聴く。大ヒットしたメイン・テーマなどのように、躍動感に満ちた曲の印象ばかり持たれがちなサントラだが、半分くらいは、実はしっとりと落ち着いた曲だったりする。そういう曲を聴いていると、これまた気持ちが沈静化するような心地よさを覚えるのだった。