Half Japanese, half English

studio_unicorn20070405

MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)
 ふと思いついて、勝鹿北星浦沢直樹MASTERキートン」を全巻読み返している。小学館ビッグコミック版全18巻を、毎日ほぼ一話ずつ読んでいて、今5巻目あたりまで読んだ。
 この「毎日一話ずつ」ってのがミソで、なんか新聞小説とか朝の連続テレビとか見ているような感覚で読めて、けっこう楽しい。最近こういう「毎日少しずつ」なことをしていなかったからなあ。この日記でさえまとめ書きしている始末だから……。こういうことで、日常生活のリズムがひとつ作られているような気がして、なんだか気持ちがいいね。
 「MASTERキートン」は、私にとっての「特別」な漫画のひとつで*1、何度読み返しても面白いまんがだ。主人公が日本人と英国人のハーフということで、大好きな英国やヨーロッパが舞台になることが多いのも、好きな理由のひとつかな。
 このまんがでは、「日本」というものが、非常に客観的に描かれることが多い。当たり前だが日本人が創作するまんがで、多くの人に読まれるほどヒットする作品は、ほとんどが主観的に日本を捉えている作品が多いので、これはかなり珍しいことだと思う。
(写真は、ロンドンのテート・ブリテンTate Britain。2002年7月5日撮影)