お片づけ

studio_unicorn20070408

 一念発起して、本や雑誌が溢れ出て、積み上がりまくっている書斎のお片づけを始めた。本も雑誌も収納を工夫して、かなりの量が収納できるようになっているのだが、いかんせん、もう限界を超えちゃっていたのだった。
 まず、雑誌。旅行、インテリア&建築、アート、お店情報、デザイン、料理(これは主に妻用)……。積みあがった雑誌の山を眺めて呆然とするのみ(笑)。本当に必要なページだけ切り取ってファイルするようにしているのだが、それもけっこう面倒な作業である。読み出すと止まらないうえに、捨てるのが惜しくなってしまう(笑)。しばらく作業して、本当に自分は「捨てられない」人間なんだと実感。結局捨てたのはほんの少し(涙)。雑誌は今後の継続課題にすることにして、とりあえず山を撤去、クローゼットに放り込んで見えなくした(笑)。
 夕方は妻と一緒に選挙に行ったり、いただき物のローストビーフ(写真)を食べに私の実家に行ったりして、夜に帰宅後、お片づけを再開。今度は出窓など数箇所に積み上がっている本を整理し始めた。小さい頃から何より本を大切にしていた私にとって、本こそは一度買ったら二度と手放せないもの。もちろん捨てるのはもっての外だが、古本屋さんなどに売るのもけっこう"身を切るような"気持ちになる。しかし、ここは心を鬼にして「この本は絶対読み返さない、要らない!」という本をけっこうたくさん選別して、本棚から出す。これらは後日、古書店に持って行くとしよう。
 さらに、読み終わった本の書店のブックカバーを、すべて外した。今までは、読み終わった本も書店のブックカバーをつけたまま本棚に入れていたのだ。本の背表紙をそのまま並べると、どうしてもいろいろな色やデザインがごちゃごちゃと並んでしまって、うるさくごちゃついた印象になってしまう。それが、私にとってはすごくイヤで、ほとんどの本を書店のブックカバーつきで収納していたのだ。もちろん統一感を出すため、同じ書店のブックカバー。少し前まではパルコブックセンターのカバーで揃えていた。
 だが、これが妻にはきわめて不評だった。背表紙を見ても何の本だか分からないと言う(当たり前だ)。それに、パルコブックセンターがリブロになってしまい、もうあのシンプルなブックカバーがなくなってしまったことも、私を諦めの境地に追い込んでいた(大げさか)。というわけでついに今晩思い切り、読み終わった本の書店ブックカバーをすべて外した(未読の本はつけたままにした)。そうすると一冊の幅が微妙に薄くなり、収納できる量が増えた。35センチ幅で、余裕で一冊多く入れられることが判明。まあ、外して良かったということかな。
 書店カバーを外し、棚から棚へ本を移動させたり入れ替えたり、棚板を増やしたりと、けっこう熱中して作業していたら、とりあえず終了した頃には午前4時! やりすぎた&けっこう疲れてしまった。まあ、明日は仕事を休むことにしていたから、寝不足だけは免れそうだが。
 収納し終わった棚を眺めると、確かに今までの統一感はなくなってしまった。が、当たり前だが本のタイトルを一目で見渡せる。今まで以上に、読み終わった本を手にとって読み返すようになるような予感がして、これはこれでよかったというべきか。とりあえずは満足したのであった。それに、どんなものでも、お片づけをすると気持ちがいいね。