雷雨

studio_unicorn20070828

 日没後、仕事から家に帰りついた直後から、凄まじい雷と激しい雨が降りかかってきた。
 駅から家に歩く途中でも、すでに暗い空が時折光り、ゴロゴロと遠雷の音がしていた。ので「やばいなー」と思いながら、半ば走るようにして家路を急いだのだが。
 本当に家に入っていくらも経たないうちに、激しい閃光と轟くような雷鳴が響きわたりはじめた。
 そして、叩きつけるような激しい雨が突然。
 いや〜、危なかった。あと少しでも帰宅が遅かったら、あの雷雨に屋外で遭遇しているところだった……。外で雨に降られるのはともかく(イヤだけれど)、どうにも屋外では雷がけっこう苦手なので(家にいれば大丈夫)、ホッとした。
 それにしても雷が凄まじい。断続的に夜空を真昼のように照らす閃光もさることながら(天から地に走る光の筋も見えた)、その音がハンパじゃない。とてつもなく巨大な太鼓を力いっぱい叩きつけるような、どんな優れた音響システムも顔負けの、腹の底にズシンとくる雷鳴。それも一度ならず何度も。こんなにいくつも激しい雷が間近で鳴るなんてこと、めったにない。
 でも、夜空が閃光と咆哮に満ちたのはほんの小一時間くらい。雷雲が過ぎ去ってみれば、あの激しい雷雨が嘘のように、静かな夜が広がっていた。
 それにしても、この雷雨の大規模な"打ち水"効果はたいしたもので、この夜は本当に涼しく、過ごしやすかった。久しぶりに、エアコンの世話にならずに眠ることができたのは良かったな。
(写真は、本日の夕食に出てきた、かぼちゃと挽肉のカレー風味炒め)