TIBF2008

studio_unicorn20080712

Contemporary Seaside Houses (Evergreen Series)
 夏らしい蒸し暑い一日の午後、妻と一緒に臨海地区の東京ビッグサイト(写真)へ。ここで開催中の「東京国際ブックフェア」(TIBF)を見るために来たのだ。
 編集者をしていた頃から仕事がらみでよく来たものだったが、一般のお客さんとして入場するのは初めてだったりする。妻のほうはまったくの初体験。前に何かの本のアンケートハガキをを出したことがあるアノニマ・スタジオという出版社から招待券が送られてきたので、2人で行ってみることにしたのだ。本が安く買えるし初めて見る分にはけっこう楽しいので、一度連れてきたかったのだが、いい機会だ。
 午後3時過ぎに(ちょっと遅いな)りんかい線で「国際展示場」駅に到着。とりあえず遅いランチを食べていると、にわかに空が真っ暗になり、凄まじい雷鳴が轟きはじめる。中にはすぐ近くに落ちたのか、「バカーン!」と凄まじい大音響が響き渡る雷も。そして文字通り「バケツをひっくり返したような」大雨。うひゃーと思っていると、ものの15分くらいでピタリと止んでしまった。大急ぎで雨雲が"撤退"していったようだ。やれやれ、短時間で済んでよかった。
 ブックフェア会場に入る。昨今の出版不況を反映してか、数年前よりもずいぶん規模が縮小したようだ。出展している社の数も少なくなっているようだし。それでもまだ非常に広いのは確か。けっこう観たいと目星をつけていたところを中心に、さくさくと会場内を回る。
 面白かったのが「Skyfish Graphix」という、アーティスト系の雑貨や絵本などを出している会社のブース。かわいらしい絵本や雑貨が所狭しと並んでいて、すごくいい感じ。思わず丸岡慎一さんというアーティストの絵本とオリジナル付箋を購入してしまった。
 招待券をいただいたアノニマ・スタジオのブースでは、淹れたてコーヒーの無料サービスを当てにしていたのだが、かなり行列ができていたので断念。でもしっかり本は2冊ほど購入しました。なにしろ2割引きだし。
 そして、お楽しみ洋書バーゲン。数々の洋書がものすご〜く安く売られている、このブックフェアの目玉の一つだ。極力シビアな目で見ていたのだが、"Contemporary Seaside Houses"という、海辺の家ばかり集めた分厚いインテリア本が非常にミニマル・モダンな雰囲気満載で、かつたったの1,500円! 即買いしました(笑)。
 妻もとても楽しかったと言っていたので、わざわざ来た甲斐があったというものだ。帰りの荷物は大変重くなってしまったが(笑)。