昭和ノスタルジィ、再び

ALWAYS 続・三丁目の夕日 オリジナル・サウンドトラックALWAYS続・三丁目の夕日オフィシャル・フォト・ブック (日テレBOOKS)
 ギャラリーを後にして、買い物やらお茶やらで渋谷を徘徊し、夕方からは映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観た。
 先日、前編に当たる「ALWAYS 三丁目の夕日」をテレビ放映で観ていたので(11月4日の日記参照)、それ以来どうしても続編を観なければ!という気分でいたのだが、ようやく観ることができた。
 映画館で続編を観て、これは映画館の大画面で観るべき映画だなあ、と強く実感。それほどにCGを駆使して再現された昭和34年の映像が美しいのだ。日本の映画でも、ようやくCGが違和感もチャチさもなく使われるようになったのだなあと、またCGの特撮映像がヒューマンなドラマを描くために使われるようになったのだなあと、本当にしみじみ思ったのだった。もう「特撮やCGは人間味がない」なんて誰にも言えなくなったね。
 それでも、きっと本物の昭和34年の東京は、こんなに綺麗じゃなかっただろう。そういう意味では、この映画の映像はきっと「現実にしては美しすぎる」のだろう。前にも書いたが、この映画の「昭和34年の東京」の映像は、どこかジブリ映画の架空の世界の映像や、海外ファンタジー映画の異世界の映像と同列なものと思えて仕方ない。これは否定的に思っているのではなくて、あくまで肯定的に捉えているのだが。
 それでも、この続編、とても楽しんで観ることができた。いい映画だったなあ。前作とこれで一本、という気がする。DVDが出たら、前作とあわせて買ってしまうような予感……。