デンマークの扉をあけて

studio_unicorn20081021

北欧の和み―デンマークの扉をあけて
 作品展が終わって物欲が再燃してきたようだ。今日は、書店にて、稲垣早苗さんの本「北欧の和み―デンマークの扉をあけて」を購入。前々から買おう買おうと思って何度も店頭で手に取っていながら買いそびれていた本だ。デンマークに魅せられた著者が、素敵な写真とともに、かの国での出来事・暮らし・雑貨や文物について綴ったエッセイだ。
 何度かこの日記にも書いてきたが(例えば2007年10月30日の日記参照)、ノルウェー大好きっ子な私としては、興味の度合いとしてはデンマークはやや二の次、という感じがないでもない。
 しかしこの本には、お察しの通り、最前より私が大騒ぎしている画家ヴィルヘルム・ハンマースホイVilhelm Hammershøi(Vilhelm Hammershoi、この本では「ハマスホイ」と表記されています)について、一章が割かれているのだ。これは非常にポイントが高い。正直言って、ハンマースホイのおかげでデンマークへの興味が俄然高まっているのだ。英国留学中(19年近くも前)に一度行っただけで、えらく大都市だなという印象しかなかったコペンハーゲンも、"ハンマースホイ"というフィルターを通して見ると、全然違った魔法がかかったように感じられてしまう。19年たつと、街のほうも私のほうもいろいろ変わってきているだろうし、今行くとまた違った印象を抱くに違いない。行くかねえ。
 9月30日の日記で言及した雑誌「住む。」のデンマーク特集でも、ハンマースホイデンマークについて書かれていた稲垣さんの本、これから読むのが楽しみだ。

(写真は清川泰次記念ギャラリーにて。10月17日撮影)