ガリレオ再始動

聖女の救済ガリレオの苦悩
 東野圭吾さんの、物理学者・湯川を探偵役にした「探偵ガリレオシリーズ」の最新刊、しかも2冊同時発売の「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」を両方とも購入。
 連日の物欲? というつもりはなかったのだが、今日も書店に行くと、どうやら本日発売だったらしく店頭に並びたての2冊を見つけてしまい、即座に購入してしまった。2冊のうち、「ガリレオの苦悩」は3番目の短編集、「聖女の救済」は「容疑者Xの献身」に続く2番目の長編である。ちょうど「容疑者Xの献身」の映画が大ヒット公開中なので(こっちも早く観なければ)、絶妙なタイミングの新刊発売である。
 パラパラと中をめくってみると、完全にテレビ創作のオリジナルキャラで原作の小説に出てこなかった、柴咲コウさん演じる内海薫が、今回の2冊にはちゃんと登場しているようだ。そのぶんおなじみの草薙刑事の影がやや薄くなってしまい、湯川と草薙の掛け合いを楽しみにしていた向きにはちょっと残念だが、さすが東野圭吾さんのサービス精神はたいしたものだなと、けっこう感心してしまった。2冊もあるし、こちらも読むのが楽しみだ。