映像化の弊害?

studio_unicorn20081110

ブーリン家の姉妹 1  上 (集英社文庫)ブーリン家の姉妹 1  下 (集英社文庫)
 現在読書中のフィリッパ・グレゴリー著「ブーリン家の姉妹」"The Other Boleyn Girl" by Philippa Gregory。
 大好きな英国中世の歴史ものということもあって、面白く読んでいる。が、映画のほうはまだ観ていないにも拘らず、どうにも頭の中に思い描く主要登場人物3人(アン・ブーリンAnne Boleyn、メアリー・ブーリンMary Boleyn、イングランド王ヘンリー8世King Henry VIII of England)が、あの映画に出ている俳優たち(ナタリー・ポートマンNatalie Portmanスカーレット・ヨハンソンScarlett Johansson、エリック・バナEric Bana)になってしまうのだ。
 それはそれで、頭の中で映像化しやすいからいいのだが、これって映像化の弊害?(笑) でもまあ、私が今この小説を読んでいるのも、まず映画のほうに興味があったからこそのご縁なのだけれども(9月1日の日記参照)。小説やまんがの映像化が全ていい方向に出るわけではないけれど、こうしていろいろな本に興味を持てるという意味では、やっぱり映像化の効用を思わずにはいられない。
 もちろん、映画のほうも、必ず観るつもりなので前売り券を購入済みだ。終わらないうちに観ないとなあ。

(写真は、英国・南コッツウォルズのレイコックLacockにて、9月9日撮影。この映画の一部もこの村で撮影されたそうです)