今日のながら歩き

Thursday Afternoon (Dig)
 11月10日の日記に書いたことを実行してみようと思い、昨日の夕方、辺りが夕闇に沈みゆくころ、駅から家まで歩く道のりで、ブライアン・イーノBrian Enoの"Thursday Afternoon"を聴きながら歩いてみた。さらに、今日の朝も、家から駅まで歩く道のりで、この曲を夕べの続きのまま聴きながら歩く。
 夕闇の中で聴くイーノのアンビエントな旋律も大変に味わい深かったが、朝の空気の中で、街の物音に重なってポロリポロリとメロディが聴こえてくるのも、またひとつのサウンドスケープの只中にいるような気持ちになってきて面白い。日頃見慣れたものが、この音楽を聴きながら眺めると、なにか現代美術の作品を見ているような心地さえしてくる。すごく新鮮な発見をしたような気分。いい一日の始まりだった。