さよならVAIO

ASIN:B000AFMTB8
 新しくノートブックのVAIO Type Fを購入したので、今まで使っていたデスクトップのVAIO LX52を買い取りに出すことにした。明日の朝、業者が取りに来ることになっているので、夜のうちに付属品を揃え、軽く梱包して旅立ちに備えておく。
 思えば、5年近く前に、デザインやらスペックやらさんざん検討した末にこの機種を買ったのだった。CPUは、当時としては最速の部類に入る1Ghzのペンティアム3、60GBのハードディスク。スリムで場所をとらないうえにすっきりとしたデザインの本体。角度や高さを自由に変えられる液晶ディスプレイ。パームレストがキーボードカバーになり、さらにキーボードをディスプレイの下に収められるという、省スペース性と使い勝手を十分に考慮した(しかもインテリア性も十分にある)デザイン。どれをとっても申し分なかった。ディスプレイの電源は本体から供給するので、電源コンセントはひとつだけで済むのも良かった。他のデスクトップは使ったことがない(自宅では)のでなんとも言えないが、これは本当に素晴らしいデスクトップパソコンだったと思う。 これ以降に出てきたVAIOの後継機種を見ても、この機種ほどの使い勝手の良さや魅力を感じず(スペックの差を差し引いても)、5年近くも使ってこられたのだから……。
 これを買ったときは、パソコンで何ができるかよく分からないほどだったのに、少しずつ馴染んできて、写真や音楽を観たり聴いたり管理したり、画像の加工や自分だけのコンピレーションCDを作ったり、果てはホームページを作ったり、「作品」を作るようにまでなったのだから、(今やメインで使用しているのはMacだけれども)本当にこのパソコンにはお世話になった。
 5年近くもの間、お疲れ様でした。本当にありがとうと、心の底からこのパソコンにはお礼を言いたい。