ピンクの豹がやってきた

ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX
 Amazon.co.jpで予約しておいた、「ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX」が届いた。
 念のために書いておくと、このシリーズはブレイク・エドワーズ監督の、ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部を主人公にした、実写コメディ映画。アニメではありません。映画のオープニングにアニメ映像が使われ、そのために作られたのが豹のキャラクター「ピンク・パンサー」。これが受けたので、このキャラが独立してアニメ・シリーズとして制作されるようになった次第なのである。あくまでこっちの実写映画が先なのですよ。
 前に書いたように(2006年2月28日の日記参照)、1年ほど前に「ピンク・パンサー2」を除いた他の作品でボックスセットが出ていたのだが、今回はめでたく「2」も収録して全作品のボックスとなった。実際にボックスを開いてみると、他のディスクのデザインは統一されているのに、「2」のディスクだけ統一を乱している(笑)。収録されている音声の仕様も「2」だけ全然違うようだ。
 これはひとえに、他の作品の権利がMGMからソニーに移ってセット化されたのだが、「2」だけはユニバーサルが権利を保有している(おまけに単品で発売までしていた)ためにこうなったらしい。前回のボックスが出てから、きっと両会社の話し合いがまとまって、今回の発売に至ったのだろう。解説書の注意事項には、ご丁寧に「2」だけ問い合わせ先が別に記載されている。やれやれ。私も多少この手のごたごたに関わった経験がないではないので、権利関係ってのがなかなか難しいのは分かりますよ。
 まあともあれ、映画「ピンク・パンサー」のシリーズが、いよいよまとめて観れる〜。楽しみ。小学生のときに、映画館に「4」を(アニメ映画だと思い込んで)観に行ったのを思い出すな〜。実写だったので呆気に取られたのもつかの間、あまりの面白さに腹を抱えて笑った記憶があります。
 そういえば、この夏にスティーブ・マーティン主演で「ピンク・パンサー」のリメイク版が公開されるんだっけ。これはどうなのだろうか。やっぱりピーター・セラーズじゃないクルーゾー警部は、ちょっと違和感を感じてしまうな〜。オープニング・アニメだけは健在だろうな。キャラは死なないから。