下北沢にて

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 私の実家に寄る用事があったので、そのついでに妻と近くの下北沢へ。天気が良く、暖かい日なので人出も多い。大勢の人がそぞろ歩く様子を見ていると、なんとなくこちらも幸せな気持ちになってくる。
 小さい頃〜大学生ぐらいまでは、まさに"わが家の庭"みたいなもんだった下北沢だが、同じ区内とはいえちょっと離れたところに住んでしまうと、何か用事がないとけっこうご無沙汰してしまう。大好きな街なのに、情けない限りだ。下北沢ほど「何の用もなくぶらぶら歩く」のが相応しく、またこの上なく楽しい街はないのだが。
 私が美容室で髪を切ってもらっている間、あちこちぶらぶらしていた妻が、「こんなのもらったよ」とあるパンフレットを、のちに合流したときに私に見せた。
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 「世田谷で今、何が起こっているか、ご存知ですか?」と大きく書かれたそのパンフレットは、「市民政策せたがや」という超党派の政策団体のパンフレットだった。政策パンフレットにしては、ずいぶんとシンプルでセンスがよいデザインだ。若い人にも手にとってもらえるように、という配慮だろうか。この辺の気遣い方が、まず行き届いてるなと感じる。
 「市民政策せたがや」の主張・政策についてはオフィシャルサイトを見ていただくとして、とりあえずひと言。
 明らかに巨大土木事業・巨大道路建設偏重で、弱者・福祉・保育園などを切り捨ててゆく利権体質な現区政に、市民本位の政策で待ったをかけられるのかどうか、今年は大きな岐路に立たされているような気がする。「市民政策せたがや」のように、市民レベルでものを考え、発言してゆく団体を、私は支持します。

(写真は、2点とも下北沢にて)