代表作ずらり。

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 妻と六本木に行き、久しぶりに国立新美術館へ。ここで開催中の展覧会「没後50年 横山大観〜新たなる伝説へ」のタダ券を手に入れていたので、観に来たのだ。
 「没後50年」にして「代表作ずらり。」とのことだが、日本画の巨匠・横山大観の名前はもちろん知っていたものの、正直あまり意識して作品を観たことがなかった。今回の回顧展は、大観の作品をひととおり展観するいい機会だったようだ。
 額絵はもちろん、掛け軸、屏風、巻物など形態もさまざまに、また伝統的な技法のものから非常にモダンな感覚のものまで、いろいろな「日本画」作品が並ぶ。どれも非常に美しいですな。私個人としては、モノトーン調でぼかしを多用した幽玄な趣きの風景画が、特に気に入った。
 また、代表作(らしい)「生々流転」の絵巻が、40メートルに及ぶ全てを一挙に公開しており、それはそれは見応えがあった。素晴らしい。龍を描いた屏風絵も、龍がマンガチックでかわいらしくてスキでした。
 日本美術史は全然勉強したことがないので全くの門外漢だが、こうして逸品を鑑賞する機会があるのは、やっぱりいいものですね。

(写真は、道中に撮影した白梅。くっきりした青空とのコントラストが素晴らしい)